【書類名】明細書
【考案の名称】 着用が簡単で、着用者の 身体に優しく、元の帯に復元できる ため装飾的な結び目の形状を変更できる、やさしいつくり帯
【技術分野】
 【0001】
 本考案は、 元の帯に復元することができ、複数の装飾的な結び目を選べる女性用の和服のつくり帯に関するものである。
【背景技術】
 【0002】
 女性用の和服帯は、帯揚げや帯締めを含めた締め方にしても結び目の作り方にしても、着付教室などにおいて習熟のための稽古が必要で 、扱いにくく難解なものであると見られてきた。また、数多くの補助紐とともに身体をきつく締め上げることで形の美しさを実現し保とうとするものでもあり、着方が難しいだけでなく、着ているときも苦痛を伴う側面がある。このため、和服の着用が敬遠されることに繋がる一因ともなってきた。
 【0003】
 こうした趨勢を打開し、より簡単に和服を着用出来るようにすべく、つくり帯を開発する試みも多々生まれてきた が、その手法に共通していたのは、胴回りを締める部分とお太鼓結びやリボン結びなどの結び目の部分とに分けて、補助金具などによるアタッチメントを使う方法や 、二つの部分を縫い付ける方法によって後から結び目を装着するものであった。
   【特許文献1】登録実用新案第3087836号
   【特許文献2】登録実用新案第3106020号
   【特許文献3】登録実用新案第3106441号
   【特許文献4】登録実用新案第3129044号
 このため、素材や生地の織り、染色・刺繍など制作・加工の技術 や作者などによって価値が生じるような高価な帯は 損傷を伴ってまでつくり帯にするわけに いかず、結果的に、装飾的には粗末で安価なものでしかつくり帯は 出来ず、 着用者にとって魅力や楽しみの少ないものにならざるを得なかった。
 【0004】
 また、一本の帯で 制作できるつくり帯の結び目の形は一種類に限られ てきたため、この意味からも、用途は限定され、着用機会が 増えない結果にもつながってきた。
   【特許文献5】 登録実用新案第3081370号
【考案の開示】
【考案が解決しようとする課題】
 【0005】
  本考案で解決しようとする問題点は、つくり帯の制作に当たって 、元の帯を切断などによって破壊してしま って元の帯に復元できないことと、 その結び目の形状 が変更 できなかったことである。
【課題を解決するための手段】
 【0006】
 本考案は、帯をつくり帯にする際に、帯の一端を胴回りに必要かつ充分な長さだけ折り返して二重巻きの構造を作ることによって、その他の部分の切断や穿孔、切り込みなどの破壊をせずに装飾的な複数通りの結び目を実現できていることに特徴がある。
【考案の効果】
 【0007】
  本考案のつくり帯は、より多様な和服帯をつくり帯にすることが出来るとともに、同じ一本の帯でも多様な形状の結び目のつくり帯を実現できるため、つくり帯の着用者と着用機会を格段に増やせる効果を生み出している。
 

< 以下、省略 >