ヨーロッパの「ヴィッテル」や「エビアン」などのように、水をわざわざ買うような生活が日本でも定着するとは思っていなかったけれど、いまでは、海洋深層水をはじめ、水にもいろいろあって、1リットルで何千円もするようなものまで売られています。それだけ、飲み水に対する関心も深まっているのだと思いますし、普段の生活の中でも、浄水器の売り場が広くなっているのも、その表れでしょう。
その浄水器なのですが、おそらく、すべての商品に使われているのではないかと思うのが、活性炭です。水道水の不純物や発がん物質などを取り除くフィルターとして、極細繊維の開発が進んでいるとは言っても、やはり、炭の力に頼らざるを得ない部分は残しているわけです。
炭がすぐれたフィルターである、ということは、無数の微孔があいているために表面積が大きく、米粒ひと粒くらいの炭でも、その広さはテニスコート一面分ほどもあるといわれています。それだけに、微細な不純物の吸着能力に優れ、先端を行く化学繊維でもまだ、及ばないレベルにあるために、浄水器には炭が欠かせないわけです。
と同時に、無機物の化学繊維と異なる大きな特徴とされているのが、炭がもともと木材からできている有機物質であることから、さまざまなバクテリアが棲みつき温存されている、という点です。単に有害物質を吸着するだけでなく、このバクテリアがそういう物質を分解して無害化する働きを担っているわけです。ですから、水をゆったりと湛えている水槽のような場合にわかりやすいのですが、単に汚れを吸着しているだけとは思えない透きとおった水になるのです。
くらしの中に備長炭を!ぜひ、おすすめです。