京都の呉服屋さんの企画で「月」と「桜」の二つだけにテーマを絞った「桜十選」の展示会を開きます。着物は、桜の花びらをモチーフにしたり、小紋柄にしたり、という桜づくしで織り上げられ、帯は、月をテーマにして、裏地には29日周期で満ち欠けする月のすべての月齢を織り込んであるなど、いずれも、徹底的にコンセプトを絞り込んだ品々です。
着物でも帯でも、独自色を追求していこうとすれば、徹底的にコンセプトを絞っていくのも、一つの道かもしれません。それだけに、掘り下げた世界観に、達人の奥深さを見つけることが出来るようにも思います。
展示会は、お茶会のように、京都「染めの井」から取り寄せた名水で点てるお茶とお菓子でのおもてなしのほか、人それぞれの誕生日の月から導かれる個人々々の特質を明らかにしてくれる、というお楽しみ企画もあります。
生まれた日の月、というのは、うぶ声をあげたその日の月が「三日月」であるとか「満月」「十六夜月」など、月の暦の何日目だったかを明らかにする計算を行い、それぞれの日の月によって、人それぞれの性格的な特質が結びついている、という話です。たとえば、その日の月が「二十四日月」だったという計算結果が出たとすると、その月の日の人は、
「想像力を働かせ、相手をそのまま受け入れられる優しい心の持ち主。自己を犠牲にすることをいとわない、母性を持つ心を豊かにする人」
なのだそうです。
月の満ち欠けと潮の満ち干とが結びついているように、月が自然界の生命の鼓動とつながりあっている、という観点から導き出されるもののようです。
「桜十選」は3月11日(日)から13日(火)まで、当社のショールーム他で、行います。
